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出産前に知っておきたい!パパがパパになるための夫婦の心得

産前と生後3ヵ月までの期間、
具体的に何をすればいいか確認しておこう

このページでわかること
目安時間:11分
  • 出産後3ヵ月までパパが最も優先すべきこと
  • 具体的に何をすればいい?産前・産後にパパがすぐに動けるリスト
  • ママがパパに配慮したいポイント

ママと分担!生後3ヵ月までの
パパのメインミッションは?

産後のママは自分の体調もまだ戻らないうえに、3ヵ月くらいまでは赤ちゃんのお世話でなかなか眠れず、ゆっくり食事も摂れない日々が続きます。そんな事態だからこそ、パパの出番。

ママとお料理パパイラスト

ママが休息できるよう、
食事作りなどの家事を最優先に。

最も優先すべきなのは「ママの食事作り」「その他家事」など、ママが休息できるよう赤ちゃんのお世話をするママをしっかりサポートすること。家事はパパだけで無理な場合は外部のサポートを使って、ママが赤ちゃんのお世話と休息に専念できる環境を整えましょう。

にっこりコラムアイコン

パパとママの家事育児分担の認識にギャップあり!?

ママとパパの家事育児分担の割合に対する満足度をピジョンが調査しました。妊娠中や産後1ヵ月までは、ママの家事育児分担への満足していない割合が18%であるのに対し、産後2ヵ月目以降は、27%とピークに達してくることがわかりました。

満足していない度

産後のからだが癒え、ママが少しずつ動けるようになってくるとママへの家事育児の負担が増えるようです。パパは最初だけでサポートをやめるのではなく、継続したサポートを心がけましょう!

具体的に何をすればいい?
パパがすぐに動けるリスト

パパは、パパになる心構えはもちろんのこと、実際にママをサポートするためのアクションを起こさないといけません。張り切ってみたものの「何をすればいいんだ?」という方も多いはず!産前と産後すぐの期間にパパがやるべきことを確認しておきましょう!

産前にできること

チェックボックス妊婦健診に付き添う
(病産院が付き添い可の場合)

心の準備のため妊婦健診に何回か付き添ってみましょう。パパも、我が子が生まれてくる実感を得られます。

妊婦健診イラスト

チェックボックス日常生活に必要なもののありかを覚える

案外わかっていないのが家の中のもののありか。今からママに聞いて、家のどこに何があるかをしっかり把握!

チェックボックス家事を少しずつマスター

妊娠初期はママの体調も不安定。これからの家事の練習のため率先して家事を代わりましょう。

洗濯ものをたたむパパイラスト

チェックボックス3日連続で3食分の食事を、献立決め・買い物・料理・片付けまで練習!

産後ママが動けない間の食事作りの良いトレーニングになります。

チェックボックス産後のサポート体制のプランニング

ママとパパだけではなく経験者の手を必ず入れてサポート体制を考えて!行政の産前産後ヘルパー、産後ケアの手続き方法の確認までやっておきましょう。

サポート体制イラスト

チェックボックス育休の予定を検討・働き方の見直し

育休はいつ・どのくらい取るか、妊娠中からママと一緒に考えて!他にも妊娠中から早く帰れるよう、働き方の見直しを!

産後にできること

チェックボックス出生届を提出する
(14日以内に役所に届出が必要です)

出生届提出イラスト

チェックボックスプランニングに則った産後のサポーターの手続きを行う

できれば出生届と一緒に手続きできるとベスト!

チェックボックスママの朝食・昼食を作る

産後疲れているママは食事が疎かになりがち!ママがすぐに食べられるようパパが朝食と昼食を作って!昼食はおにぎりなど片手で食べられるものがおすすめ。

料理を作るパパイラスト

チェックボックス家事を全般的に担う

買い物・料理・洗濯・掃除など、産後すぐはパパが家事のリーダーになって多くを率先して担って!

チェックボックス兄姉がいる場合は、上の子のお世話をする

赤ちゃんのお世話はママにおおよそを任せ、上の子のお世話はパパが中心に担いましょう。

送り迎えをするパパイラスト

チェックボックス会社に届出をする
(社会保険の給付関係も)

赤ちゃんを扶養するのがパパの場合は、職場に赤ちゃんの誕生について届出を!

チェックボックス育休をとる・早く帰る

産後すぐはサポート体制にもよりますが、パパは育休を取得したり、育休を取得しない場合は有給休暇や短時間勤務制度の活用や定時退社を心がけ、ママや赤ちゃんをサポートしましょう。

「産後うつ」は
ママだけではなくパパにも

よく聞く「産後うつ」。じつはママだけではなくパパも産後うつになる可能性があることを知っていましたか?10%前後のパパにリスクがあるというデータもあります。
赤ちゃん誕生後、ママとパパの生活は想像以上にガラリと変わります。さらにパパは仕事もあり、家庭も育児もあり…何かと肩に力が入りがち。ママもパパもそして赤ちゃんも、みんなが初心者なのですから、しっかり自分の状況を伝え、お互いの状況をまずは理解し合うことが非常に大切です。

産後うつ話合うママパパイラスト

ママもパパのがんばりを
たたえてあげよう!

「家事はパートナーに任せきり」という人も、赤ちゃんが生まれたらがんばることでしょう。家事などに不慣れなパパは、最初は失敗が続いたり、ママとは手順ややり方が少し違うこともあるかもしれません。
でも、大事なのは、不慣れなことをがんばってくれたパパに感謝をすること!もしもアドバイスが必要な場合は、やり直したり違うと指摘したりせず、パパがやってくれたことを一旦は受け入れ、「こうするともっと楽にできるよ!」など、前向きな言い方で伝えてあげましょう。

ママとお料理パパイラスト

これからの長い長い子育てをともにやっていく大切なパートナーです。そういったパパへの思いやりは大切にしてください。

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監修した専門家

棒田先生

棒田 明子先生

NPO法人 孫育て・ニッポン 理事長

NPO法人 ファザーリング・ジャパン 理事

3・3産後サポートプロジェクト リーダー

産前・産後アドバイザー

日本の妊娠、出産、赤ちゃんの医療水準は世界一ですが、出産後、親が子どもを育てるためのサポートは低水準です。とくに、出産した施設を退院した日から3ヵ月くらいまでは、親は外出する機会も少なく、授乳、赤ちゃんの健康、ママの身体のことなど、赤ちゃんの健診時以外には、相談する場所、機会がほとんどありません。

「赤ちゃんを迎えた家族の笑顔を増やそう」

この授乳期研究会では、産後から3ヵ月くらいに重点を置き、母親のサポートだけでなく、母親をサポートする父親、祖父母の役割についても考えていきたいと思います。