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専門家について

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市川 香織先生

東京情報大学 看護学部看護学科 教授

一般社団法人 産前産後ケア推進協会 代表理事

  • 助産師

今、安心して子どもを産み育てることのできる環境や社会のしくみが求められています。親になる世代にとって、妊娠・出産・育児は未知の世界。見通しがきかず不安になることもあるでしょう。2人目・3人目の子育てで、上の子との関係性に悩んだりすることもあるでしょう。

そんなとき、授乳がうまくスタートできると子育てが楽になることを、私たち助産師は多くの経験から確信しています。

その親子にとっての授乳がうまくスタートできるように、親になる人はどんな準備をしたらいいのか、専門家や社会はどんな環境を作っていったらいいのか、みんなで考えていく機会を作っていきたいと思います。

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笠井 靖代先生

日本赤十字社医療センター 第二産婦人科部長

日本周産期メンタルヘルス学会 理事

日本母乳哺育学会 理事

  • 産婦人科医
  • 公認心理師

医学や医療がこれほど進歩しているにも拘らず、妊娠し出産することに躊躇する人、出産しても不安・困難を抱える人が少なくありません。しかし困難なことがあっても、まわりのサポートを受けることでかならず乗り越えていくことができるはずです。そしていつか我が子が大きくなると、育児をしていた時代をなつかしく思う時がくることでしょう。

「授乳期研究会」のメンバーは、専門がそれぞれ異なることを生かして、どのようにして女性とパートナーを支援できるかについて楽しく議論を積み重ねています。みなさまが、あたらしい生命の誕生を少しでも心穏やかに迎えられ、そして希望を持って育児ができるようにぜひ応援していきたいと思います。

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加部 一彦先生

埼玉医科大学総合医療センター 総合周産期母子医療センター 新生児部門 特任教授

  • 小児科医

今は、インタ-ネットの普及で、洪水のように溢れかえる育児に関する情報に「不安」にかきたてられるママも多いでしょう。「標準」とか「正常」から外れてしまうことが、気になってしまう方もいるかもしれません。

しかし、一人ひとりの子どもはみんなユニ-クな存在で、だれ一人として「同じ子ども」は存在しません。何人子どもを育てても、みんな一人ひとりが違う個性なのだから、「育児」には「達人」もいなければ「名人」も「神様」も存在しません。「赤ちゃん」は社会全体で守っていくべき存在です。

ママ1人でなく、社会全体で「赤ちゃん」を育てる環境をつくるため、日本の「授乳期」における課題を深く議論できればと考えております。

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橋本 洋子先生

一般社団法人 山王教育研究所 臨床心理士

日本周産期精神保健研究会 前副理事長

  • 臨床心理士
  • 公認心理師

産前産後ケアや子育て支援の重要性がこれだけ言われるようになっても、母になる女性はどこかで「本来は一人でがんばらなければならないこと」のように考えているのではないでしょうか。もしかしたら社会の多くの人たちも。

しかし、人類は、子どもを産み育てる母親を「群れ」で守ることによって、ここまで存続してきました。子どもが生まれ育つことを支え、親が親として生まれ育つことを支えるのは、私たちみんなの役目なのです。守られる中で親子が出会うとき、そこに関係が生まれ、関係の中でこころが育っていきます。守られることが大切であり必要なのだと、母親自身が納得できるようにサポートしていきたいと考えています。

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林 良寛先生

良寛こどもファミリークリニック 院長

日本小児科学会認定専門医

  • 小児科医

赤ちゃんは命をふくめ、全てをおかあさんに託しておっぱいを求めます。おかあさんはその赤ちゃんを育むため、全ての力を注ぎます。人生において、これほどの存在感を味わえる時は他にないかもしれません。授乳は、稀有で幸福な体験です。でも授乳と向き合っているさなかは、不安や辛さに、幸福を実感できないお母さんも多いと思います。

日々の研究を通じて、授乳に関わる人たちへ、すこしでも安心を提供し、しあわせな授乳をしあわせと感じて過ごしてもらうためのお手伝いができれば幸いです。

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堀内 勁先生

聖マリアンナ医科大学 小児科学教室 名誉教授

日本周産期精神保健研究会 顧問

  • 小児科医

女性は妊娠・出産・その後の育児を通して母親というアイデンティを自分に取り込んでいきます。女性の特質はこのアイデンティティの獲得が身体変化・身体感覚の中で進行することです。

妊娠中は自分のお腹に意識が集まり、我が子を育みます。出産後はその意識を胸に移動させて、我が子と交流します。赤ちゃんも身体的交流の中で、母親への信頼、自分の今いる世界への安心感を獲得します。親と子が安心して交流できるように支えることが大事だと思います。

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棒田 明子先生

NPO法人 孫育て・ニッポン 理事長

NPO法人 ファザーリング・ジャパン 理事

3・3産後サポートプロジェクト リーダー

  • 産前・産後アドバイザー

日本の妊娠、出産、赤ちゃんの医療水準は世界一ですが、出産後、親が子どもを育てるためのサポートは低水準です。とくに、出産した施設を退院した日から3ヵ月くらいまでは、親は外出する機会も少なく、授乳、赤ちゃんの健康、ママの身体のことなど、赤ちゃんの健診時以外には、相談する場所、機会がほとんどありません。

「赤ちゃんを迎えた家族の笑顔を増やそう」

この授乳期研究会では、産後から3ヵ月くらいに重点を置き、母親のサポートだけでなく、母親をサポートする父親、祖父母の役割についても考えていきたいと思います。

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宮下 美代子先生

みやした助産院 院長

NPO法人WooMoo 理事長

  • 助産師

産まれた後に、授乳のことや赤ちゃんが泣くことに対して戸惑っている母親が多いのが現状です。そのような状況に置かれている母親が孤立して自分だけが取り残されたような気持ちにならないよう、見守り支えることが大切だと思います。

親たちは、自分が体験した様々な思いを理解してくれる人がいたり、話を聴いてくれたり、励ましてくれる人がいてくれることで前に進むことができます。そして、周囲の人に励まされて子育てしてきた母親は、自分と同じように悩んでいる母親の理解者となり良き支援者となっていくことができるようになっていくと思いますので、授乳期の母親の良き伴走者になりたいと思っています。

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