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赤ちゃんの欲しがるサイン「おっぱいアピール」を探してみよう

赤ちゃんの欲しがるサイン「おっぱいアピール」を探してみよう

このページでわかること
目安時間:4分
  • 母乳を欲しがるサイン
  • 授乳間隔や回数
  • 母乳育児を成功させるための大切なポイント
  • グズグズが止まらない理由

授乳のタイミングっていつ?

授乳のタイミングは、「赤ちゃんが泣いたら」だと思っていませんか?それもひとつのサインですが、泣く前の段階で、おっぱいのタイミングをはかれると、授乳がもっと楽になるかもしれません。よく観察して、赤ちゃんがよくするおっぱいアピールを探してみましょう!これらのサインに応じて授乳していくと、だんだんと赤ちゃんが何を求めているのかが、ママは直感的にわかるようになっていきます。

[赤ちゃんのおっぱいアピール]

声を出す赤ちゃんイラスト

赤ちゃん特有の
やわらかい声を出す

指に反応する赤ちゃんイラスト

口の近くにある
ものの方を向いて
吸おうとする

指をおしゃぶりする赤ちゃんイラスト

手・指をしゃぶる

からだを動かす赤ちゃんイラスト

からだを
ムズムズと動かし始める

口を動かす赤ちゃんイラスト

おっぱいを吸う時の
ように音を立てる
おっぱいを吸うように
口を動かす

授乳って1日に何回?

1日何回授乳すればいいの?と疑問を持っている方もいるかもしれません。母乳のみを与えている場合は、授乳間隔や回数を気にせず、赤ちゃんが欲しがる時に欲しがるだけ授乳しましょう。赤ちゃん主導の「自律授乳」が母乳育児を成功させるための大切なポイントとなります。赤ちゃん自身が本能により、おっぱいをどのくらい、どのように飲むかも決めてくれます。足りないのかな?と心配な時は特に赤ちゃんの欲求を意識してみましょう。

安心して授乳するママのイラスト
にっこりコラムアイコン

授乳と思っても飲んでくれなくて
グズグズ… これって何?

おっぱいかな?と思って授乳をしても全然飲んでくれない。授乳後そっと寝かせようとするとまたすぐに起きて泣く…。
産後このようなことは多く聞かれます。これはなぜでしょうか?
おなかの中で、常に安全に守られていた状態だった赤ちゃんが、出産と同時に、ママと切り離され1人の人になり、外の世界に慣れるまでは赤ちゃんは不安に感じます。赤ちゃんがぐずるのはそのためです。

赤ちゃんを抱っこしているママのイラスト

しかし、授乳時には、ママの胸と腕でできた温かい子宮のような空間により赤ちゃんは包まれ、まるでおなかの中に戻ったような感覚になります。おっぱいを飲むとすぐに眠ってしまうのは、安心感の表れです。
グズグズが止まらない…そんな時は、どうにか寝かせようと躍起になるのではなく、
「お外の世界に慣れていなくて不安なのかな」
「過ごし慣れたおなかの中が恋しいのかな」
そんなやさしい気持ちで赤ちゃんとの時間を過ごしてみてください。
2ヵ月程度で、赤ちゃんは、ママと一緒にいれば外の世界でも安心だとわかり、花が開くように笑顔をはじけさせます。

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監修した専門家

宮下先生

宮下 美代子先生

みやした助産院 院長

NPO法人WooMoo 理事長

助産師

産まれた後に、授乳のことや赤ちゃんが泣くことに対して戸惑っている母親が多いのが現状です。そのような状況に置かれている母親が孤立して自分だけが取り残されたような気持ちにならないよう、見守り支えることが大切だと思います。

親たちは、自分が体験した様々な思いを理解してくれる人がいたり、話を聴いてくれたり、励ましてくれる人がいてくれることで前に進むことができます。そして、周囲の人に励まされて子育てしてきた母親は、自分と同じように悩んでいる母親の理解者となり良き支援者となっていくことができるようになっていくと思いますので、授乳期の母親の良き伴走者になりたいと思っています。